ラックマウントサーバーの場合、本体サイズに「業界標準」という規格制限があるため、逆に本体サイズによって性能や拡張性が決まってきます。このようにラックに収める(マウント)という制限から、ラックマウントサーバーではいくつか注意点があります。
<本体冷却用空気取り入れ口の位置>
ラックマウントサーバーの場合、本体の上下が他のサーバーにふさがれる可能性があるため、冷却用の空気取り入れ口は前面もしくは背面にあることがほとんどです。しかし、中には前面だけの取り入れでは十分な冷却風量が得られないため、本体上面に取り入れ口を設けるサーバーもあります。このようなタイプの場合ラックに隙間なくマウントしてしまうと、上面の取り入れ口がふさがれて、十分な冷却効果が得られない可能性も出てきます。温度上昇は、熱暴走や故障の原因になりますので、空気取り入れ口の位置を確認して、ラックにマウントした場合に問題がないかどうか注意が必要です。
<重さ>
ラックに新たなサーバーを追加する場合、重量も注意が必要です。あまり重いサーバーをマウントすると地震などでラックが倒壊する危険性があります。ラック自体のマウント可能な「最大重量」やラックの倒壊防止策を確認しましょう。
<稼働音>
ラックマウントサーバーの場合、小型の冷却ファンで十分な冷却能力を得るため、かなり高い回転数でファンが回るため、そのノイズ音量は非常に大きくなる傾向にあります。ラックマウントサーバーは、データセンターやコンピュータ・ルームなどに置くことを前提に設計しているため、稼働音が大きいことが多いです。